トラリピ 運用実績まとめ
トラリピは2022年9月から本格的に運用を開始して以来、
2023年6月までの累計利益は160万円となり順調に推移しています。
現在、資金は約600万円、少額で運用している通貨も合わせると11通貨ペアで運用しています。
トラリピの設定について、最初は実績のあるブロガーさんの設定をマネすることから始めて、都度見直しながらこの10か月間運用を進めてきました。
今回は2023年7月現在、私が実際に運用している通貨ペア設定とトラリピ設定に関する情報をご紹介したいと思います。
トラリピ運用 通貨ペア設定
トラリピの通貨ペア設定は、当初設定した内容で長く続けていける訳ではありません。
市場環境は変化していますし、想定していたレンジから外れれば、今まで好調だった設定も、適切でない設定になってしまうことがあります。また、運用して資金が増えれば、資金の運用効率なども考える必要があります。
このようにトラリピの設定は、定期的に見直しを行い、必要に応じてメンテナンスを行うことが必要です。
参考
トラリピは有名なブロガーさんが実績や設定を公開していて情報が豊富なので、初心者でも設定の参考になり、運用しやすいツールです。
設定は基本、実績のあるブロガーさん達の設定をお手本にしながら、自己資金に合わせて容認できるリスクの範囲内で設定を行っていました。一つの通貨での損失が発生しても、他の通貨の利益でカバーできる可能性があるためリスク分散として必ず複数通貨で取引を行っています。
また資金が増えたところでトラップ本数を増やしたり、設定を追加したりしているので通貨ペアによってはいくつかに分かれています。
トラリピ設定戦略 ハーフ&ハーフ
トラリピの設定ではハーフ&ハーフという戦略がありますのでご紹介します。
トラリピのハーフ&ハーフとは、本来仕掛けるはずの範囲(=レンジ)を2分して上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛ける戦略の名称です。
ハーフ&ハーフ メリット
トラリピに必要な資金を抑えることができる
トラリピは設定レンジ(範囲)が広くなればなるほど、資金が多く必要になります。
・ハーフ&ハーフでは証拠金をおさえて広いレンジ幅をカバーできる
・仕掛け方によっては資金を半分~3分の1以下に抑えることができる
・このため、資金効率が向上する
ハーフ&ハーフ デメリット
・レンジの上下に損失リスクができる
・マイナススワップによる損失リスクがある
※特に現在(2023年7月現在)日本は金融緩和を継続し円安の状態ですのでクロス円のハーフ&ハーフでは売りレンジに入ったときにマイナススワップが発生します
マネースクエアのWEBサイトより ハーフ&ハーフって何ですか?
これらのメリットとデメリットを考慮して、トラリピのハーフ&ハーフを使用するかどうかを決定することができます。
私は現在、ほとんどの通貨ペアをハーフ&ハーフで仕掛けています。
トラリピ設定 利益値幅の決め方
設定をしていて悩むのが「利益値幅」です。
トラリピの値幅設定をいくらにしたら良いのかという点では、ブログなどでバックテストやATRを利用した手法が多く紹介されていて、考え方としてはとても勉強になります。
ただ「最適な利益値幅」について、これが正解といものは無さそうです。
最適な利益値幅は毎年変わっています。チャートに表される過去情報から為替相場の未来を予測はできないですし、どんな予測でもなかなか想定通りの結果にはならないものです。
また、仮に800円が利益が一番得られる利益金額だったとしても、人によっては400円程度にして利益が減少しても、決済回数が増えた方がトラリピ運用を楽しみながら長く続けることができるかもしれません。
自分の運用スタイルによっても利益値幅は違ってくるものです。
私は有名ブロガーさんたちの設定をマネすることから始めました。
その後は相場の値動きや決済回数などの成績をみながら、定期的に設定を見直したり、変更したりと試行錯誤しています。
トラリピ設定 ATRを使った「利益値幅」の考え方
ATRを使った「利益値幅」の考え方についてはトラリピを運用しているマネースクエアの公式YouTubeにも動画がありますが、今回は参考にその手法についてブログでもご紹介したいと思います。
マネースクエア公式YouTube トラリピの利益の源泉 「利益値幅」メンテナンス
ATRとは
ATR「Average True Range」:特定の期間における変動幅(ボラティリティ)を測るために使われる指標
日足では「前日の終値」、「当日の高値」、「当日の安値」を計算に用います。
①以下3つの式でそれぞれの値幅を計算し、うち最も大きい値をTR(True Range)とする
・当日の高値ー前日の終値
・当日の安値ー前日の終値
・当日の高値ー当日の安値
②次に特定の期間のTR(True Range)の移動平均値を計算する
③その移動平均線を表したものがATR
日足なら1日に平均どのくらい値動きがあるかを見ることができ、通常日足で使う場合は14日間の移動平均値を使います。
ATR上昇はボラティリティが拡大していることを表し、利益幅を大きく狙える。逆に低下はボラティリティが縮小していることを表しています。
トレンド判断や売買のタイミングを判断するのに役立つ指標の1つとなっています。
まずはトラリピのトレード画面からチャートにATRを表示する方法を説明します
①取引画面左上「チャート」をクリック
②チャートの「テクニカル追加・編集」をクリック
③ATRを選択し【追加】をクリック
④期間等を入力し【設定】をクリック
※ATRの一般的な期間は「14」のため初期設定のまま、線は自分が見やすい色に変更
⑤チャート画面の下段にATRが表示されます
⑥ATRの見かた
上の例だとATRが約1.4と表示されている
直近の平均で1日あたり1.4円ほど動いているということなので、利益値幅を約半分の0.7円(利益金額700円)くらいに設定したとすると1日1回~2回決済される可能性があるという考え方になります
ATRを使った利益値幅のメンテナンス方法
※ATRは特定の期間における変動幅(ボラティリティ)を測るために使われる指標
日足のATRと4時間足のATRを使って利益値幅をメンテナンスしていく方法です。
考え方
・日足のATR平均値幅 =「利益値幅」として設定した場合 ➤ 約2回に1回(2日に1回)決済する可能性があると考える
・4時間足のATR平均値幅 =「利益値幅」として設定した場合 ➤ 約8時間に1回決済する可能性があると考える
このことから
1日1回以上の新規もしくは決済を成立させる目安は ATRの「4時間足」と「日足」の間の値が最適であるという考え方
例として 「豪ドル/円」のチャートを見ていきます。
①まず日足のATRを確認すると
「約0.9」 ➤ 約2回に1回(2日に1回)決済する可能性がある値
②次に4時間足のATRを確認すると
「約0.3」 ➤ 約8時間に1回決済する可能性がある値
③1日に1回以上の取引成立を目指す場合の目安として 4時間足と日足のATRの間の値が最適と考える
日足ATR 「約0.9」
4時間足ATR 「約0.3」
2つの間の値は ➤ 利益値幅「約0.6」(利益金額だと約600円)が現在の最適な値であるとい考え方です。
これは新規もしくは決済が1日1回以上成立することで、取り引きが回転していく「利益値幅」にするために、ATRが大きく動いているときは「利益値幅を大きく」、動いていないときは「利益値幅を小さく」というように利益値幅をメンテナンスして最適な利益値幅にしていくという考え方です。
これは1つの考え方ですが、この手法に限らず、最初のうちは利益値幅を頻繁にメンテナンスするのは難しい事です。ですが適切でない設定になっていないかを定期的に確認してみることは大事だと思っていますので、慣れてきたらチャレンジしてみてください。
トラリピ運用 各通貨ペアの設定内容(2023年7月現在)
EUR/JPY
「ユーロ/円」通貨ペアの確定損益は運用を開始した2022年9月からの累計で141,352円の利益を得ていますが、円安に振れ始めた2023年5月からは不調でマイナススワップ拡大中の塩漬け状態に陥っています、、、
EUR/JPY設定(2023年7月1日現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | EUR/JPY | |||
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | - |
レンジ | 140.00~150.80 | 120.00~140.00 | 100.00~120.00 | - |
トラップ本数 | 28本 | 38本 | 38本 | - |
利益値幅 | 800円 | 800円 | 800円 | - |
決済トレール | あり | あり | あり | - |
ストップロス | なし | なし | なし | - |
資金目安 | 90万円 |
運用を開始した2023年9月当初は過去10年のチャートを参考にして、ハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で120.00を中心に、買い(100.00~120.00)と売り(120.00~140.00)で設定していました。
円に対してユーロ高になっていたので2023年に入ってから売り(140.00~150.80)を追加しました。
その後もユーロの高騰が止まらず、2023年6月に入って150円を突破しレンジを外れましたが、深追いはせず戻ってくるのを待つことにしました。
2023年7月17日週の週末には「ユーロ/円」で一時158円台まで上昇するなど高騰中で、評価損・マイナススワップが拡大中です
EUR/GBP
EUR/GBPは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で114,194円の利益を得ています。
EUR/GBP設定(2023年7月17日現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | EUR/GBP | |||
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | - | - |
レンジ | 0.82~0.95 | 0.82~0.92 | - | - |
トラップ本数 | 33本 | 26本 | - | - |
利益値幅 | 8.00ポンド | 8.00ポンド | - | - |
決済トレール | なし | なし | - | - |
ストップロス | なし | なし | - | - |
資金目安 | 100万円 |
ユーロ/ポンドのチャートを見ると、長期的にレンジ相場で、直近では0.82~0.95のかなり狭いレンジで動いています。
売り(0.82~0.95)に少し狭くした売り(0.82~0.92)を重ねて仕掛けています。
現状は「売り」のみの設定で、売りでスワップも少し積み上げられれば良いなと思っています。
AUD/JPY
AUD/JPYは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で247,316円となっていて、運用している通貨ペアの中では2番目に多く利益を得ています。
AUD/JPY設定(2023年7月10日現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | AUD/JPY | |||
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 |
レンジ | 85.50~97.60 | 85.50~95.00 | 76.00~85.50 | 70.20~85.50 |
トラップ本数 | 75本 | 20本 | 20本 | 75本 |
利益値幅 | 600円 | 500円 | 500円 | 800円 |
決済トレール | あり | あり | あり | あり |
ストップロス | なし | なし | なし | なし |
資金目安 | 100万円 |
豪ドル/円のチャートを見ると、この10年では59.8~102.8のレンジとなっていて、2020年の新型コロナウイルスによる大きな下落以降は上昇していて、現在2023年7月では95円前後と2015年以来の水準まで上昇してきています。
設定はこの過去10年のチャートを参考にしていますが、コロナによる下落は含めていません。ハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で85.50を中心とした買い(70.20~85.50)と売り(85.50~97.60)で設定しています。
また、レンジの中心(85.50)から上下の動きが多いエリアに買い(76.00~85.50)と売り(85.50~95.00)を重ねて仕掛けて利益を多くとれるように設定しています。
AUD/USD
AUD/USDは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で237,754円となっていて、運用している通貨ペアの中では3番目に多く利益を得ています。
AUD/USD設定(2023年7月1日現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | AUD/USD | |||
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 |
レンジ | 0.702~0.85 | 0.702~0.75 | 0.554~0.702 | 0.651~0.702 |
トラップ本数 | 75本 | 20本 | 75本 | 18本 |
利益値幅 | 6.00ドル | 6.00ドル | 6.00ドル | 6.00ドル |
決済トレール | あり | あり | あり | あり |
ストップロス | なし | なし | なし | なし |
資金目安 | 120万円 |
豪ドル/米ドルのチャートをを見ると、この10年では0.55~0.98付近のレンジとなっています。
設定はこの過去10年のチャートを参考に、ハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で0.70を中心にして、買い(0.554~0.702)と売り(0.702~0.85)でそれぞれ少し広めの設定と、レンジの中心(0.70)から上下の動きが多いエリアに買い(0.651~0.702)と売り(0.702~0.75)を仕掛けて利益を多くとれるように設定しています。
AUD/NZD
AUD/NZDは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で255,294円となっていて、私の設定している通貨ペアでは現在1番多くの利益を獲得しています。
AUD/NZD設定(2023年7月21日現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | AUD/NZD | |||
注文金額 | 0.2万通貨 | 0.3万通貨 | 0.2万通貨 | 0.3万通貨 |
レンジ | 1.073~1.153 | 1.073~1.123 | 0.996~1.073 | 1.023~1.073 |
トラップ本数 | 21本 | 25本 | 20本 | 25本 |
利益値幅 | 12.00 NZドル |
12.00 NZドル |
12.00 NZドル |
12.00 NZドル |
決済トレール | なし | なし | なし | なし |
ストップロス | なし | なし | なし | なし |
資金目安 | 80万円 |
トラリピでも一番人気のAUD/NZD通貨ペア、
オセアニア地域の通貨「豪ドル」「NZドル」は相関関係が強く、狭い値幅のレンジ相場という特徴があってトラリピ向きの通貨ペアです。
実際の過去10年のチャートを見ても0.998~1.185付近の狭いレンジ相場となっています。
設定はこの過去10年のチャートを参考に、ハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で1.073を中心にして、買い(0.996~1.073)と売り(1.073~1.153)、注文金額0.2万通貨でそれぞれ少し広めの設定を仕掛けて、レンジの中心(1.073)から上下の動きが多いエリアに買い(1.023~1.073)と売り(1.073~1.123)、注文金額0.3万通貨を仕掛けて利益を多くとれるように設定しています。
NZD/JPY
NZD/JPYは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で110,186円の利益を得ています。
NZD/JPY設定(2023年7月21日現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | NZD/JPY | |||
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | - |
レンジ | 74.75~90.00 | 74.75~82.75 | 59.50~74.75 | - |
トラップ本数 | 39本 | 21本 | 39本 | - |
利益値幅 | 700円 | 700円 | 700円 | - |
決済トレール | なし | なし | なし | - |
ストップロス | なし | なし | なし | - |
資金目安 | 90万円 |
NZドル/円のチャートを見ると、この10年では59.48~94.08付近のレンジとなっています。現在2023年7月では90円付近まで上昇してきています。
設定はこの過去10年のチャートを参考にハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で74.75を中心とした買い(59.50~74.75)と売り(74.75~90.00)で設定しています。
また、レンジの中心(74.75)から売り(74.75~82.75)を重ねて仕掛けています。
NZD/USD
NZD/USDは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で136,373円の利益を得ています。
NZD/USD設定(2023年7月19日現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | NZD/USD | |||
注文金額 | 0.1万通貨 | - | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 |
レンジ | 0.70~0.90 | - | 0.55~0.70 | 0.60~0.70 |
トラップ本数 | 51本 | - | 51本 | 26本 |
利益値幅 | 4.00ドル | - | 4.00ドル | 4.00ドル |
決済トレール | あり | - | あり | あり |
ストップロス | なし | - | なし | なし |
資金目安 | 90万円 |
NZドル/米ドルのチャートを見ると、この10年では0.55~0.88付近のレンジとなっています。
こちらも過去10年のチャートを参考に、ハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で0.70を中心にして、買い(0.55~0.70)と売り(0.70~0.90)で設定しました。
ただしもう少し期間を短くして、直近5年の動きを見てみると0.55~0.75付近の狭いレンジで動いていますので、直近で動きが多いエリアに買い(0.60~0.70)を追加で設定しています。
CAD/JPY
CAD/JPYは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で149,870円の利益を得ています。
CAD/JPY設定(2023年7月17 現在)
売 | 売 | 買 | 買 | |
通貨ペア | CAD/JPY | |||
注文金額 | 0.1万通貨 | - | 0.1万通貨 | - |
レンジ | 95.80~108.80 | - | 82.80~95.80 | - |
トラップ本数 | 44本 | - | 44本 | - |
利益値幅 | 700円 | - | 700円 | - |
決済トレール | なし | - | なし | - |
ストップロス | なし | - | なし | - |
資金目安 | 50万円 |
カナダドル/円のチャートを見ると、この10年では73.79~110.55付近のレンジとなっています。
設定はこの過去10年のチャートを参考に、ハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で95.80を中心にして、買い(82.80~95.80)と売り(95.80~108.80)で設定しています。
円安の勢いも強くなっていて、2023年6月に入って109円台になり一時レンジを外れましたが、追加はせずに戻ってくるのを待っていました。
USD/CAD
USD/CADは本格的な運用を開始した2022年9月からの累計で126,682円の利益を得ています。
USD/CAD設定(2023年7月17 現在)
売 | 売 | 買 | |
通貨ペア | USD/CAD | ||
注文金額 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 | 0.1万通貨 |
レンジ | 1.208~1.448 | 1.208~1.368 | 0.968~1.208 |
トラップ本数 | 31本 | 21本 | 31本 |
利益値幅 | 8.00CAドル | 8.00CAドル | 8.00CAドル |
決済トレール | なし | なし | なし |
ストップロス | なし | なし | なし |
資金目安 | 85万円 |
米ドル/カナダドルのチャートを見ると、この10年では1.01~1.46付近で少し広めのレンジとなっています。
ベースはこの過去10年のチャートを参考に、ハーフ&ハーフ設定(レンジの中心値を決めて、上半分に売り注文、下半分に買い注文を入れる設定方法)で1.208を中心にして、買い(0.968~1.208)と売り(1.208~1.448)で設定しました。
ただし、もう少し期間を短くして、2016年頃からの動きを見てみると1.2ー1.46付近の狭いレンジで推移していて、現在は高値圏にありますので「売り」から直近で動きが多いエリアに売り(1.208~1.368)を追加で仕掛けて利益を多くとれるように設定しています。
トラリピ 設定の注意点
2023年7月1日現在、約600万円の資金で、少額で運用してるペアも含めると11通貨ペアを運用しています。
最初はトラリピ公式サイトや先輩ブロガーさんの設定をお手本に、資金に合わせて容認できるリスクの範囲内で設定を行っていました。トラリピ運用を続けていくと設定方法も慣れてきますので、自分で設定の見直しができるようになります。
一つの通貨ペアへの集中投下はリスクを伴います。一つの通貨で損失が発生しても、他の通貨の利益でカバーできる可能性があるためリスク分散として複数通貨で取引を行っています。
また、資金が増えたところでトラップ本数を増やしたり、設定を追加するなど通貨ペア設定は随時調整しています。
リスクは少し高めに設定しており、毎日必ず1回は口座の状況をチェックしています。複数通貨の運用で過剰なポジションを取ることも注意が必要ですので証拠金維持率は常に気を付けています。
2023年7月1日現在11の通貨ペアで運用していますが、一般的には推奨されていない通貨ペア(ZAR/JPY、MXN/JPY)も運用しています。あくまで自分で実感するためテスト的に少額で行っています。
ココに注意
取り引きを始めるにあたってはトラリピを展開しているマネースクエアのWEBサイトで、仕組みやリスクをしっかり理解してから始めましょう。
トラリピ 口座開設方法を詳しく書いています ご参考にどうぞ
トラリピとは
参考
トラリピとは
トラップリピートイフダンという注文方法の略称で、マネースクエアHDが特許を取得しているFXのシステムです。 トラリピは、あなたが決めた価格で、自動的に売買をくり返すことで、利益をねらうことができます。
あなたに代わって24時間、システムが利益をねらうことで、普段の暮らしをジャマしないFXの実現を後押しします。
マネースクエアの公式サイトより
マネースクエアの公式動画です 90秒でイメージをつかむ動画
ここがポイント!
トラリピの仕組み
取引通貨ペア、取引単位、初回注文価格、注文間隔、利益確定幅をあらかじめ設定し、設定した価格になると、自動的に売買注文が発生します。
トラップとリピートを繰り返すことで、値動きの上下から利益を得ることができます。
※トラップ 値動きに応じて、注文間隔の幅で繰り返し注文が発生
※リピート 設定した利益確定幅になると、自動的に決済注文が発生
トラリピ メリット・デメリット
メリット
①細かな相場予想がいらない ※FXの基本知識は必要
利益を得られそうな「範囲」を設定すれば相場分析をする必要がなく、自動的に売買が行われるので感情的にもならず、精神的な負担も少なくなる
②時間効率が良い
あらかじめ設定した条件で24時間自動的に売買を行うので、定期的な設定チェックを行うだけで、時間や手間がかからない
③少額投資が可能
1,000通貨から取引することができ、30万円くらいの余剰資金から始めることができる
④レンジ相場に強い
値動きの上下から利益を得ることができるのでレンジ相場に強い
デメリット
①長期間での運用が必要
レンジ相場で細かく売り買いを仕掛け、コツコツと利益を積上げる戦略のため、短期間で大きな利益は狙えない
※運用1~2ヶ月程度で結果が悪いからといって辞めてしまうと利益は出せない
②含み損が出る
基本「相場の下落場面で買い→反転したら利益確定→また下落場面で買い」という戦略のため、一時的には含み損が拡大していく
戦略上は評価損を抱えることは避けられない
③スワップポイント
通貨ペアや取引単位によって異なるが、戦略上は長期間ポジションを保有することが多いので、スワップポイントがマイナスになることがある
④トレンド相場には向かない
一方向に大きく値動きするトレンド相場では、損失が拡大する可能性がありトレンド相場に弱い
トラリピなどのFX自動売買は、忙しい人やFXをやったことがない初心者もトレードできるのが魅力ですが、設定によって利益やリスクが大きく変わります。
この設定を決める際には、メリット・デメリットを正しく理解をすることで、設定に応じたリスクコントロールがしやすくなります。
自分の目標、スタイルや資金などを考慮しながらリスク許容度に合わせて設定を調整することで、24時間・自動的にコツコツと利益を積み上げることができるでしょう。
今回は2023年7月現在のトラリピ通貨ペア設定についてご紹介しました。
今後も実際のトラリピ運用実績、設定方法などの役に立ちそうな情報を発信していきますので、何かのご参考になれば幸いです。
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トラリピ 口座開設方法を詳しく書いています ご参考にどうぞ